デザインシステムのUXライティング基盤作成
デザインシステム
一貫性の担保

概要
チームで協業しやすく、効率よく作業できるよう、デザインシステムをチームで作成しました。
担当とデザインの焦点
デザインシステムのUXライティング基盤を担当。日本語のトーン&マナーと、誰でも使えるライティングルールを定め、多言語チームでも同じ品質の日本語を保てるようにしました。
成果
明確で一貫したライティング基準を確立
多言語チーム内のスムーズな連携
Background
少人数のチームで、複数プロダクトの作業をどう効率よく進めるか?
問題点
デザイナー、コンテンツライター、エンジニアがそれぞれの書き方のクセや異なる言語知識で文章を書いていたため、プラットフォームごとにトーン・文法・文体のバラつきが出てきました。
取り組んだ内容
文章のバラつきを解消するため、次の基盤をデザインシステムの一部として作成しました。
トーン&マナーのガイドライン
表記ルール
ゴール
多言語チームで効率よく協業し、日本向けプロダクトのブランドボイスを統一し、文章の品質を高く保つ。
Tone of voice
ブランドに基づくトーンの定義
トーンはUXライティングの一部であるだけでなく、ブランドそのものです。ブランドバリューを、例文つきの実践的なライティング原則に落とし込みました。
日本語は文脈によって文章の丁寧さ・親しみやすさなどが変わるため、媒体ごとにトーンを使い分けました。
Webサイト(基本のトーン)
プロモーション(メール・SNS)
カスタマーサポート



日本語での文章作成に詳しくないメンバーでも品質を保てるようになりました。
Grammar & Mechanics
多言語チームで一貫した日本語コンテンツを書くための共通ルールを作成
日本語の文法は英語と根本的に異なるため、ローカライズは単なる翻訳ではなく、文の構造やスタイルごと合わせる必要があります。
チームで唯一の日本人デザイナーかつライティング経験者として、共通ルールを作成しました。日本人以外のメンバーも含め、チーム全体が日本のユーザーに向けて統一感のある自然なコンテンツを提供できるようにしました。
ガイドの内容
文字種とスペース
約物(句読点・記号)のルール
数字の表記(日付・時刻)
よくある間違いと修正例 など
ガイドライン:句読点と記号
Documentation & Team integration
ガイドラインをチームでシェア
誰でも使えるように、Confluenceにドキュメントページを作成しました。
これにより一貫性が保たれ、日本人以外や新しいメンバーでも、私が直接サポートしなくても質の高い日本語コンテンツをつくれるようになりました。

Confluence:ガイドのトップページ
振り返り
ライティングのガイドライン作成を通して、次のことに気づきました。
明確さの重要性:ルールが明確で使いやすければ、品質は再現できる
言葉もデザインシステムの一部:一貫したマイクロコピーは、色やコンポーネントと同じくらい印象を左右する
ドキュメントの力:よく整理されたガイドは、特に多言語チームにおいて、スキル・言語・役割の差を埋める
文化的なニュアンスの大切さ:日本語のトーン、丁寧さ、表記の慣習は、信頼感と使いやすさに大きく影響する
この経験を通してデザインシステムへの関心がさらに深まり、言葉・構造・UXデザインが一体となってまとまりのあるプロダクト体験が生まれることを実感しました。


